在学生インタビューシリーズ④

カナダとのオンライン交流で日本語のTAをしたことをきっかけに、清泉アミーガスの活動に意欲的に参加し、カナダのアルバータ大学に長期留学をして、現地でもTAをすることになった辻内さんに、オンライン交流の楽しさについて聞いてみました。

2023年  3月10日 在学生インタビュー:辻内なゆさん

司会:辻内さんは1年生の時から国際交流の活動をたくさんしているので、今日

はその活動について教えてください。

辻内:「清泉アミーガス」で活動していました。これは登録制の国際交流のボランティア活動で、国際交流センターで、何かイベントがある時に、お知らせが来て、参加したい場合は、Google Formで申し込みます。元々国際交流には興味があり、コロナ禍の中、何かやりたいと思っていたので、入学式にもらったチラシを見てすぐに申し込みました。

司会:どんな交流をしたのですか?

辻内:大学の協定校との交流会や留学生との交流会に参加しました。オンラインでの交流会ではお互いの文化を紹介したり、清泉に留学に来ている海外協定校の学生と観光したり、日本文化体験をしました。

司会:交流会ではどんな日本文化を紹介したのですか? 

辻内:私は一年生では折り紙の企画を担当しました。コロナ禍での交流会はオンラインなので、パワーポイントを工夫して作り、わかりやすく細かく説明しました。英語も、「山折り、谷折り」などなかなか難しく、相手にわかりやすく伝える、というのは、結構準備が必要でした。でも、その甲斐あって、みんな楽しみながら、ワイワイやってくれて、ほとんどの人がなんとか折り上がって達成感を感じてくれたのでよかったです。2年生の時には、アイスブレークとして、大阪の「この犬チャウチャウ、ちゃう?ちゃう、ちゃう。」という早口言葉を英語で解説しました。フィリピンの学生にもやってみてもらったのですが、とても盛り上がりました。受け入れの留学生が来られるようになってからは、清泉に来た留学生をあちこち案内して、一緒に過ごしたのが、とても楽しかったです。

司会:どこが人気でしたか?

辻内:浅草が人気でした。実際に着物を着ることができるので、みんなで着物を着て、プリクラを撮ったり食べ歩きをしたりしました。

司会:対面の交流も再開してきた感じですか?

辻内:まだオンラインのものもあるのですが、先日は清泉を訪問したフランスの学生たちをおもてなしするイベントが対面でありました。今年からはフィリピンの学生たちも来てくれるみたいです。

司会:辻内さんは、4月末からカナダのアルバータ大学に留学する予定ですね。アルバータ大学を選んだ理由はあるのですか?

辻内:これも、1年生のときにアミーガスで参加した、オンラインのアルバータ大学向けの日本語のTA(Teaching Assistant)の経験がきっかけで、それがとても楽しかったので、日本語教員課程も履修し始めました。やはり画面越しではなくて、現地で日本語を教える活動をしてみたい、と思って、留学中にそういうボランティア活動やTAの活動ができる環境のあるアルバータ大学を選びました。

司会:国際交流の活動をして一番よかったことって何でしょう?

辻内:世界が広がったことです。清泉に来た留学生とも仲よくなりましたし、フィリピンの協定校とのオンライン交流は、2回参加したので、1回目で知り合った子と連絡先を交換して、2回目までの間も連絡を取り合っていました。交流会後も仲良くなった友達とクリスマスの過ごし方や、学校のライトアップのこと、食べ物のことなどを話したり、みんなでビデオチャットしたりしました。交流では、タガログ語を教えてもらって、それを使ったゲームをしたり、体育の先生が登場して、本格的なダンスを披露してくれたあと、みんなで真似して踊ったりしました。もう、見ている私たちも、じっとしていられない感じになって、学生たちに教えてもらいました。

司会:フィリピンのセント・ポールの学生さんたちは、ものすごくクオリティの高いダンスをしますよね。また日本に来られるようになると生で見せてもらえますね。でも、そうやって、困難な時代にあっても、両方の側の学生たちが、できる範囲で心を込めて交流を途切れさせないで「繋いだ」ということは、すごく意義のあることなのではないでしょうか。ようやく入国の制限も解けて、辻内さんも、もうすぐカナダに旅立ちますね。

辻内:はい、楽しみです。アルバータとの交流のときにも、日本語の授業に参加した学生と友達になって、今も言語バディとして、お互いに言葉を教えあったり、お互いの文化について話し合ったりしています。

司会:それはいいですね。アルバータ大学のことも色々教えてもらえますね。

辻内:そうなんです。

司会:留学先でも友達がいっぱい増えそうですね。ぜひ充実した留学にしてください。

今日はありがとうございました。

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