「演劇基礎演習」 授業紹介

今年度、上演するのは、シェイクスピアのTwelfth Night (『十二夜』)。

2年生から4年生の40名で、作品を読み込みながらの台詞練習はもちろん、

衣装や照明なども含めて、舞台の演出も、皆で力をあわせて準備していきます。


こちらは学生が作成したイラストが表紙の台本です。今年の台本はシック。

第1幕第2場冒頭に入れる「嵐で船が難破する場面」は、台詞なしの「マイム」で作ろう!と、4月28日と5月19日の2回にわたって、カンパニーデラシネラによるマイムのワークショップを実施しました。

ワークショップを通じて、

「船から人」へ、「人から波」へと動きをつなげていくことができる、ということを皆で体感し、

揺れる船でも揺らす荒波でもあるというような演者たちの動きが生まれました。

そうしたマイムの演出で「嵐で船が遭難する場面」が、

「人のアイデンティティの揺れ動き」という『十二夜』の作品全体のテーマにも共鳴するシーンとして立ち上がってきて、

臨場感ある場面を、皆で作ることができました。

VERITAS et CARITAS

SEISEN UNIVERSITY Department of English Language and Literature Official Blog / Digital Archive